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リン酸基結合ナノ分子を用いた高感度メチル化DNA検出法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

木下 恵美子  広島大学, 技術センター, 技術主任

研究期間 (年度) 2007
概要生体内のエピジェネティックス制御機構の中で,ゲノムDNAのメチル化は最もよく研究されている。特に癌細胞においては,遺伝子プロモーター領域のメチル化が癌抑制遺伝子の不活化機構として重要であることが知られ,この異常メチル化が癌診断の有用な分子マーカーとして注目されている。それ故に,標的ゲノム領域のDNAメチル化の有無を安定的に分析できる,より特異的で,かつ,簡便な検出技法の開発が急務である。そこで本研究では,申請者が既に開発に成功しているリン酸基を特異的に捕捉するナノ分子(Phos-tag = 亜鉛錯体化合物)を用いたリン酸アフィニティー電気泳動法を,新たに開発するメチル化DNA検出技法の基盤原理とする。そして,同じサイズ(長さ,bp)のDNAにも関わらず5’端のリン酸基の有無によってメチル化塩基を含むアレルと含まないアレルとを高感度に分離検出できる新しい電気泳動法を,汎用性の高いスラブ型のミニゲル電気泳動装置を用いて確立し,実用化することを目的する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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