脂腺細胞のペプチド分泌の活性化と抗菌薬としての利用
研究代表者 |
澄田 道博 愛媛大学, 大学院医学研究科, 助教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 申請者らは、哺乳類の脂腺細胞から遊離され、ヒストンを濃縮している新規膜小胞を発見し、セボゾームと名付けた。サケやカエルの皮膚分泌粘膜の抗菌分子と類似し、哺乳類でのブドウ球菌などに対する抗菌活性を初めて報告した。申請者らは、抗菌タンパク質の活性部位や、発現機構を解析し、ヒトの皮膚にも適用出来る、抗菌活性が高く細胞毒性の低いペプチドを合成し、皮膚の感染防御や、炎症の抑制などの実用化を試みる。
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