研究代表者 |
安川 正貴 愛媛大学, 大学院医学系研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 同種造血幹細胞移植(骨髄移植)は、今後、がん集学的治療において重要な地位を占めると思われる。この治療の課題は、移植されたリンパ球が患者組織を異物として認識しこれを攻撃する移植片対宿主病(GVHD)の克服である。そこで、この課題を解決する目的で、患者骨髄細胞にがん特異的細胞傷害性T細胞(腫瘍細胞の排除に関与している重要なリンパ球)から単離したT細胞レセプター遺伝子を導入して、全くGVHDが起こらずに、腫瘍細胞を効率的に排除できる免疫系を体内で構築し、安全で効率的な革新的骨髄移植療法を開発する。
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