細胞センシング機能を有する糖鎖修飾金ナノ粒子の開発
研究代表者 |
北岡 卓也 九州大学, 大学院農学研究院, 助教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 糖鎖は細胞の接着・分化誘導・免疫等に関わるシグナル伝達を司り、生体システムにおいて重要な役割を果たしている。この糖鎖機能を生体外で利用するには、1つでは弱く特異性の低い相互作用を増幅させる「糖鎖クラスター化」が必須である。我々は、構造性糖鎖β-D-Glc1→4-D-Glcユニットの合成とAu(111)表面への集密化について独自技術を有している。これを駆使して、構造性糖鎖素子を介して生体機能糖を密に表面修飾した金ナノ粒子を合成する。これにより、糖鎖との相互作用で細胞をその場センシングする新規ナノバイオセンサーを開発し、細胞工学分野で薬物アッセイ等に有用な新材料創出を目指す。
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