概要 | 植物はエネルギー源として澱粉を合成し蓄積する。澱粉は人類共通の食糧として利用されているだけでなく、各種医薬、食品、製紙、繊維工業等における主要な原材料としても利用されている。澱粉はブドウ糖がα-1,4グリコシド結合により結合したアミロースとブドウ糖がα-1,6結合により分枝したアミロペクチンから構成され、両ポリマーの含有比により、澱粉の糊化性などの物理的特性が決定される。本申請試験研究では、イネ澱粉アミロペクチン合成酵素・枝作り酵素の基質認識と触媒反応の構造基盤を原子レベルで解明し、食品工業および澱粉工業への有効利用を探る。
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