概要 | 鉄骨構造物の継手に多用される高力ボルト摩擦接合の伝達力を,現行設計耐力の約1.5倍向上させることにより,添板の鋼材量や締め付けボルト本数の減少,ボルト締め付け作業の迅速化を図ることができ,工事費用の10~15%の削減が可能となるとの試算がある。本研究では、そのような高力ボルト摩擦接合の伝達力(=すべり係数×ボルト張力)を向上させる「高摩擦接合」として,継手の鋼材摩擦面間に厚さ約0.1mmの純アルミ板を挿入し,その摩擦面において大きなすべり係数を発揮できる高力ボルト高摩擦接合の開発を目指す。
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