概要 | 外食産業からでる廃油は年間数百万トンにもなる。印刷業界では印刷終了後,印刷機に残留するインキを石油系溶剤で洗浄するが,その廃液はそのまま廃棄されるため膨大な量になっている。これらの廃油・廃液が環境に及ぼす影響や資源の有効利用およびコストの削減を考えると再生により再利用するリユース技術の開発が必要である。本研究では,これまで行われてきた薬剤の投入やフィルターによる濾過ではない,まったく異なる発想に基づく静電気力と流体の現象をベースにした新しい廃油・廃液処理の技術を提案し,実際の処理に利用できる装置の開発を行うことを目的とする。
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