1. 前のページに戻る

電子スピン共鳴法による生体物質の抗酸化能の計量デ−タベ−ス化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

中島 暉  宮崎大学, 大学院医学研究科, 助教授

研究期間 (年度) 2007
概要ヒドロキシルラジカル及びスーパーオキシドラジカルは、人体内で発生しうる重要な活性酸素である。これらの不安定なフリーラジカル類は、スピントラップ剤を用いて準安定なフリーラジカル(スピンアダクト)とし、電子スピン共鳴法で計測することができる。抗酸化物質が、これらの活性酸素をスピントラップ剤と競争反応的に消去すると、観測できるスピンアダクトの量が減少する。この方法を用いれば、抗酸化物質の抗酸化能を計量することができる。本研究の目的は、この原理により、種々の水溶性及び脂溶性の抗酸化物質について前述した2 種類のラジカル消去能を求め、2 次元的抗酸化能データベースを作成することである。物質の抗酸化能のデータは、生命科学、食品化学など多くの分野で、ニーズが高く、有用なデータベースが構築できると考えられる。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst