プロレニン活性化阻害ペプチドによる微小血管障害治療薬の開発
企業責任者 |
株式会社プロテイン・エクスプレス
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研究期間 (年度) |
2006 – (非公開)
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概要 | 血中では不活性と考えられてきたプロレニンは、プロレニン受容体と結合することにより前駆体構造のままレニン活性を示し、組織周辺のレニン・アンジオテンシン系(RAS)を活性化する。更に、プロレニン受容体の情報伝達を介して各種臓器に障害を惹起し、ひいては生活習慣病へ繋がると指摘されている。ACE阻害薬などのRAS薬剤は臓器保護作用を有することが分かってきたが、我々の知財である『阻害ペプチド』は、プロレニンの活性化を阻害し、且つプロレニン受容体を介した情報伝達経路を阻害する効果が示されており、RAS薬剤に比し、より強い臓器保護作用を示す薬剤となり得る。本研究では糖尿病性腎症などの臓器障害の治療を目的として、阻害ペプチドによる医薬品の開発を行う。更に、上記疾患の診断を目的としたプロレニン診断薬を開発する。
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