不均衡変異導入法によるバイオエタノール生産酵母育種技術の開発
企業責任者 |
株式会社ネオ・モルガン研究所
|
研究期間 (年度) |
2006 – (非公開)
|
概要 | 地球温暖化など地球規模で起きている環境問題の解決策として、化石燃料に代わる新エネルギーの導入が世界各国で進められている。この中で、ガソリンに代替するバイオエタノールの市場は、米国やブラジルを中心として近年急拡大している。バイオエタノールの原料として、穀物の非可食部や廃材等の新たなバイオマスが期待されているが、現在、実用化されているエタノール生産酵母は、これらのバイオマスから得られる糖の約30%を占める五炭糖(キシロース、アラビノース等)の発酵能を持たないため、効率的なエタノール生産が出来ない問題を抱えている。本研究では、当社保有技術である「不均衡変異導入法」を用いて、五炭糖(キシロース)からの高いエタノール生産能を酵母に付与する手法を確立し、さらに実製造に必要とされる諸形質を併せて付与することにより、高性能バイオエタノール生産酵母を開発する。
|