企業責任者 |
株式会社DNAチップ研究所
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研究期間 (年度) |
2006 – (非公開)
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概要 | 癌において手術時の所見と組織の病理学的検査に分子生物学的判断を加えることによって診断の精度を向上させることは重要であり、癌の予後判定を正確に行って手術後の患者のQOLを高めることの社会的意義は極めて大きい。本研究では、遺伝子発現プロファイルデータの多変量解析による癌の予後予測チップの開発を目的として、大腸癌を対象に転移判別チップ開発を試みる。術後3~5年を経て予後判定が明瞭であるステージ2大腸癌試料300例を対象として、発現パスウエイ解析、文献情報などより絞り込まれた遺伝子群から選択された転移判別用遺伝子プローブを搭載したカスタムチップを用いて遺伝子発現解析を行い、転移の有無についての予後予測を試みる。
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