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中内幹細胞制御プロジェクト

研究課題

戦略的な研究開発の推進 戦略的創造研究推進事業 ERATO

体系的番号 JPMJER0702
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJER0702

研究代表者

中内 啓光  東京大学, 医科学研究所, 教授

研究期間 (年度) 2007 – 2012
概要現在、臓器不全症に対する治療には人工臓器あるいは他人からの臓器移植による臓器置換法が主流です。しかし人工臓器にはその生理機能、生体適合性といった問題が、また臓器移植には感染や倫理の問題に加えて絶対的なドナー臓器の不足が大きな問題となっています。このような状況下、新しい治療法として胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)などの幹細胞を用いた再生医療が注目を浴びています。しかし現在の再生医療が目指しているのは細胞療法が主体であり、複雑な細胞間相互作用をその発生過程に必要とする臓器を試験管内で再生することは不可能と考えられています。本プロジェクトではBlastocyst Complementation(胚盤胞補完)法を用い臓器を異種動物個体内で再生することを最終ゴールとし、(1)小動物を用いてのコンセプトの検証(2)大動物による臓器再生・移植を行う2つの研究グループを設置し、互いにインターラクトしながらプロジェクト進展をはかります。本研究成果を基盤にして、将来的にヒト臓器が家畜を利用して再生できるようになれば、多くの患者を救済できるだけでなく、ヒトの臓器や組織を利用した創薬や医療関連産業にも画期的進歩をもたらすことが予想されます。

報告書

(1件)
  • 2013 終了報告書 ( PDF )

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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