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平山核スピンエレクトロニクスプロジェクト

研究課題

戦略的な研究開発の推進 戦略的創造研究推進事業 ERATO

体系的番号 JPMJER0703
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJER0703

研究代表者

平山 祥郎  東北大学, 大学院理学研究科, 教授

研究期間 (年度) 2007 – 2012
概要近年の高度な情報処理技術は半導体やハードディスクに見られるように電子の電荷やスピンの性質を活用しています。一方、原子核の持つ核スピンは電子スピンよりもスピンの向きが変わりにくいため量子状態を保持しやすいという特徴があり、近年、量子コンピュータへの応用が強く期待されています。しかし、核スピンは精密な制御が困難であるためその応用が制限されていました。この課題を解決するため本プロジェクトでは、ゲートにより精密制御可能な半導体量子構造やナノマテリアルを用いて核スピンを精密に制御する技術を確立し量子情報処理のための半導体デバイスや超高感度 NMR への展開を目指します。さらに、核スピンを利用した精密測定を通して、未知の物理現象を数多く見いだし、核スピンが重要な役割を果たす新たなエレクトロニクス分野の創出に繋げることを目指します。本研究領域は、量子情報処理技術の実現に向けた核スピンを用いた多量子ビット量子デバイスの構築に繋がり、戦略目標「情報通信技術に革新をもたらす量子情報処理実現に向けた技術基盤の構築」に資するものと期待されます。

報告書

(1件)
  • 2014 終了報告書 ( PDF )

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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