新規環状グルカン(シクロアミロース)の分子認識能の産業利用
企業責任者 |
江崎グリコ株式会社
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研究期間 (年度) |
2005 – (非公開)
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概要 | シクロデキストリン(CD)は包接機能材料として、様々な産業分野で利用されており、国内市場規模は約1500-2000トン/年であり、海外ではその十倍程度の市場規模である。新規環状グルカンであるシクロアミロース(CA)は、約20~数百個のグルコースが環状に結合した物質であり、江崎グリコ(株)は、その物質および製法に関する基本特許を国内や欧米で保有している。近年の研究から、重合度によりCAの溶解度や包接能が異なる点、カーボンナノチューブ(CNT)等の巨大分子と相互作用する点などを利用し、様々な産業分野に貢献し得る技術シーズが開発されている。本研究では、それら技術シーズの利用が期待される、「ナノテクノロジー分野」「バイオテクノロジー分野」「医療分野」「食品分野」において、CAの特徴と機能を利用した新商品・新規事業の実現を目指すとともに、各分野に適したCAの大量生産技術の確立を行うことを目的とする。
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