新材料を用いた高効率常温磁気冷凍システムの開発研究
企業責任者 |
株式会社東芝研究開発センター
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研究期間 (年度) |
2005 – (非公開)
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概要 | フロンを始めとする気体冷媒の圧縮・膨張を応用した汎用の冷凍技術では、オゾン層保護や地球温暖化対策の観点から冷媒が見直され、アンモニアやイソブタンなどの自然冷媒への転換も進められているが、これらも本質的に安心な技術とは言い難く、クリーンかつ安全で高効率な新しい冷凍技術の開発が強く求められている。本研究では、磁場による磁性体のエントロピー変化を利用して低温を創り出す磁気冷凍技術について、究極的にはこれを汎用の冷凍技術として実用化するための研究を行う。具体的には、常温域で低磁場でも大きなエントロピー変化が得られる磁気冷凍材料と永久磁石とを組合せて熱サイクルを構成する原理的なシステムを構築し、高効率な常温磁気冷凍を実験実証する。
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