1. 前のページに戻る

文化財測定用携帯型ラマンイメージング・顕微赤外分光装置の開発研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 平成20年度までに募集を終了した事業 革新技術開発研究事業

企業責任者 株式会社エス・ティ・ジャパン
研究期間 (年度) 2005 – (非公開)
概要文化財の修復・保存にとって、文化財構成物質の構造を同定することが重要である。その構造は、主に蛍光X線分析による元素情報から推定されているが、得られる構造情報が乏しいという欠点がある。ラマン分光法は化学構造分析が可能であり、非破壊・非接触・その場分析に適した性質を有しているため、文化財構成物質の構造同定に最適である。また、顕微赤外分析法も化学構造分析が可能であり、強い蛍光によりラマンスペクトルの取得が困難な場合に、有効な構造情報を提供する手段となり得る。本研究では、文化財の非破壊分析を可能にする携帯型ラマンイメージング装置及び顕微赤外分光装置を開発し、当該装置を実際の文化財構成材料に適用して、その構造同定を可能とすることを目的とする。本装置が実現すれば、文化財の修復・保存への貢献だけでなく、医薬品への応用など多方面への展開も期待される。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst