熱抽出によるブラックカーボン及びダストのリアルタイムモニターの開発研究
企業責任者 |
日本カノマックス株式会社
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研究期間 (年度) |
2005 – (非公開)
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概要 | 近年、大気中ブラックカーボン(BC)の監視の強化、ディーゼル車排出粒子の検査・規制、廃棄物ダストの軽減等の大気環境問題の改善が急務となっている。現在、BCの測定には、フィルター捕集と光吸収による計測器が実用化されているが、共存する揮発成分や水分等による光散乱の影響を受けるため、大きな測定誤差を伴っている。本研究では、「BCの熱抽出」と「光吸収法」という極めてシンプルな計測原理に基づくハードウエアと、研究協力機関が有する最先端計測技術をベースに算出される質量吸収係数及びアルゴリズムを搭載したソフトウエアで構成される、環境大気・移動発生源・固定発生源からのBCおよびダストの簡便・高精度・実時間計測モニターを開発する。更には、環境問題の悪化が懸念される発展途上国での実用化を意識し、世界標準を目指して、低コストで操作性・メンテナンス性に優れたBCリアルタイムモニターの開発を行なう。
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