蛋白質大量発現細胞株の確立と産生蛋白質(バイオジェネリック医薬品等)の有効性評価
研究責任者 |
鈴木 定彦 北海道大学, 学内共同利用施設等, 教授
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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概要 | 代表研究者は、遺伝子情報から蛋白質への翻訳コードを変更し翻訳速度を減速させる手法を利用して、ゲノム上の遺伝子発現効率が非常に高い領域を特定し、同領域を用いて特定の蛋白質を高い生産性で発現させる事に成功している。本技術は、様々な蛋白質に応用可能で、従来の約10倍もの生産効率をもつ細胞の作出を可能とする。本研究では、上記技術を活用してバイオ医薬であるインターフェロン、エリスロポエチン等の蛋白質高発現細胞およびその培養系を確立する。更に、大量に生産される蛋白質の安定性・安全性等の評価による技術基盤を確立する。共同研究企業の扶桑薬品工業は、有効性評価、安価なバイオ医薬品の製造・販売に向けて社内体制を整備する。本技術は、医薬品以外の蛋白質の生産や更なる高発現化技術への応用へも期待が広がる。
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