タンパク質リン酸化ディスプレイ法の開発と創薬・診断ツールへの応用
研究責任者 |
石濱 泰 京都大学, 薬学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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概要 | タンパク質リン酸化は、細胞内情報伝達ネットワークにおける主要な情報伝達手段であり、細胞外情報伝達物質によって誘因される細胞応答を媒介するため、特に創薬・診断分野で注目されている。リン酸化ペプチド特異的な濃縮法に基づくリン酸化プロテオーム測定技術開発と情報伝達ネットワーク解析等のインフォマティクスツールの開発を行い、タンパク質リン酸化の包括的定量解析システムを構築し、細胞外情報伝達物質とその受容体に対応した細胞内タンパク質リン酸化ネットワークを可視化する。キナーゼを標的とする分子標的薬創薬にこのリン酸化ディスプレイ法を応用し、薬剤の作用機序解明だけではなく、副作用回避や個別化医療への展開を目指す。
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