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プラスチック表面活性化-接合技術の開発とマイクロ流路プレート製造への展開

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 育成研究

研究責任者 杉村 博之  京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
研究期間 (年度) 2007 – 2009
概要生化学検査や医療診断分野への応用が始まっているマイクロ流路プレートをプラスチック化することで、大量生産が可能になる.プラスチック化における重要な技術課題の一つが、プラスチック部材同士を接合し流路を封止する技術である.従来の手法(接着剤による接合や熱融着)では、微細な流路の埋没や変形を回避することが難しかったが、光活性化接合技術によりこの課題を解決し、同種プラスチック間および異種プラスチック間の光活性化接合に成功した.実際にマイクロ流路プレートも試作し、光活性化接合?封止が実用的な接合技術であることを実証した.COPは蛍光センシングのノイズとなる背景蛍光が少ないという性質があるが、光活性化接合には、このCOPの低蛍光性を大きく損なわないという利点があるため、ガラス製プレートに近い低蛍光性のプラスチックプレートが作れることがわかった.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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