強磁性−反強磁性転移を誘起するイオンパターニングによるビット・パターンド・メディアの開発
研究責任者 |
石尾 俊二 秋田大学, 工学資源学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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概要 | ビット・パターンド・メディア(BPM)は直径10~20nm の強磁性ドットを非磁性媒質中に配列した記録媒体であり、テラビット/ 平方インチを越える次世代超高密度磁気記録メディアとして期待される。その作製手法には微細加工あるいは自己組織化を利用した化学的手法等が検討されているが、技術的難しさや製造コストなどの多くの点で実用性に難がある。 本研究では、これらを解決するために、ビットを構成する強磁性体の周囲を反強磁性体で囲む新たな強磁性-反強磁性型BPM を開発する。この新しいBPMの方式と作製プロセスでは、パターンの切り込み、埋め込みなどの複雑な工程がなく、プロセスが容易で作製コストも非常に低減できるなど、次世代超高密度磁気記録メディアの基盤技術となると期待される。
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