研究責任者 |
山田 勝也 弘前大学, 医学研究科, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2010
|
概要 | ブドウ糖(正式名グルコース)は大腸菌から哺乳類まで、細胞の生存維持に欠くことのできない最も重要なエネルギー源である。しかし、従来の研究で用いられてきた放射性元素で標識したグルコースの限界から、細胞レベルでのグルコースの挙動には不明の点が多かった。 本研究では、有機合成技術を活かしてグルコースに蛍光分子を結合した「蛍光グルコース誘導体」を合成し、単一細胞内へのグルコース取り込みをリアルタイムに観察するトレーサーとして用いる方法を開発する。 本成果は、ガンの悪性度診断などの医療分野や食品衛生分野に応用可能な基盤技術となることが期待される。
|