熱帯熱マラリアの予防と診断を革新的に進化させる、人工抗原ペプチドと関連デバイスの合成的研究
研究責任者 |
奥 浩之 群馬大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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概要 | マラリアは世界最大の感染症であり、薬剤耐性の心配が無いワクチンの実用化が切望されている。流行地住民の回復期患者の疫学調査から見出した、マラリア原虫由来の酵素エノラーゼ由来のペプチド配列を用いたペプチドワクチンの実用化を目指して、?ペプチド抗原の合成手法の確立、?ワクチン微粒子調整法の検討、?マウスでのワクチン効果検証、?ワクチン効果判別のための抗体価検出キットの作成、について検討を行った。その結果、?ペプチド抗原としては神戸天然物化学(株)にて合成法の目途が立ち、?高分子による微粒子調整法に目途を付け、?生ワクチンのようなマウスでの60週を超える抗体価の長期持続および原虫感染試験によるワクチン効果の実証、?キットとしての原理を固める、という成果が得られた。
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