研究責任者 |
門脇 基二 新潟大学, 自然科学系, 教授
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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概要 | 米・米糠タンパク質を用いた開発を進め、これまでほとんど解明されてこなかった米・米糠に含まれるタンパク質の構造を初めて明らかにし、抽出処理と消化性の関連を明らかにした事、腎臓病への緩和効果を見出すなど、新たな機能性に関する知見が得られた事や米タンパク質の製造法に目途を付けた。マイクロアレイ技術により遺伝子発現の変化から新規の機能性を見出す取り組みでは、一部で興味深い知見も得られたものの、実用化へとつなげるためには今後も継続的な開発が必要である。総じて、得られた生理的機能を食品として実用化させるためのエビデンスの蓄積や展望を見極めるためのさらなる研究開発が必要であり、今回育成研究にて得られた知見を基に、新たに獲得した競争的資金を有効活用して、企業とより密な連携による実用化への進展を強く期待したい。
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