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C型肝炎に対する治療薬の研究開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 育成研究

研究責任者 馬場 昌範  鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授
研究期間 (年度) 2007 – 2010
概要C型肝炎ウイルス(HCV)は、感染すると高率に慢性化し、肝臓がんの原因となるウイルスであるが、有効なワクチンがなく、現在使用されているインターフェロンは高価なこと、リバビリンは副作用が強いことなどから、新しい治療薬の開発が強く望まれている。しかし、HCV には効率の良いウイルスの培養系が存在しないことから、有効な薬剤の探索が困難な状況である。そこで,我々は HCV と同じフラビウイルス科に属するウイルスでありながら、ヒトに対して病原性を示さない bovine viral diarrhea virus (BVDV) を用いて、薬剤の抗ウイルス効果を効率良くスクリーニングする方法を確立した。さらに、この方法を用いて多くの薬剤の抗ウイルス効果を検討したところ、γ-カルボリン誘導体の1つに選択的な抗 BVDV 効果を同定することに成功した。本研究では、このγ-カルボリン誘導体を中心に、種々の新規化合物についてHCV に対する抗ウイルス効果を検証し、安価で有効性の高い新規抗 HCV 薬の実用化を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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