超小型・超高速画像処理機能を持つ高解像度イメージセンサ
研究代表者 |
秋田 純一 金沢大学, 大学院自然科学研究科, 講師
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | (背景)視線情報は、コンピュータ等の有用な入力手段として期待されているが、既存の視線検出装置はビデオカメラと計算機からなる大規模・高価なシステムであり、その用途は学術研究などの特殊用途に限られている。 (目的)小型かつ低価格な視線検出装置の実現を目的とし、画像を取得する撮像素子と視線検出処理を行う信号処理回路を同一チップに集積する、視線検出用の高機能イメージセンサの開発を行う。 (技術内容・目標)信号処理回路を、画素平面の列ごとに並列処理を行う列並列構成により、VGA(640×480画素)程度の高解像度と、急速眼球運動の追尾にも対応できる毎秒500フレーム高速処理性を両立させる。 (実施内容)本申請課題では、視線検出機能を持つ高機能イメージセンサの実現のための基礎的検討を行う。2mm×4mmチップ上に100×100画素と毎秒500フレームの視線検出処理性能をもつ列並列構成の信号処理回路をもつ視線検出用イメージセンサを設計・試作し、動作速度と受光素子の感度に関する定量的な評価を行い、視線検出処理の検証と実用化への課題の洗い出しを行う。
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