代謝工学的手法を用いたバイオマスからのアクリル酸生産
研究代表者 |
粟冠 和郎 三重大学, 大学院生物資源学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | アクリル酸は、アクリル繊維やアクリル樹脂の原料として重要な物質であるが、現在はすべて石油由来である。本研究は、微生物の発酵機能を代謝工学的に改変し、バイオマス(糖質または乳酸)からアクリル酸を生産できる微生物を分子育種することを目的とする。具体的には、Clostridiumpropionicum 由来のプロピオン酸発酵関連遺伝子を大腸菌に導入して研究を行う。ランダム突然変異の導入などにより遺伝子の改変を行うことにより、プロピオン酸の代わりにアクリル酸を蓄積する微生物を選択・育種する。
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