ヒトサイトメガロウイルス弱毒ワクチン株の効率的作成
研究代表者 |
磯村 寛樹 愛知県がんセンター, 腫瘍ウイルス学部, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 重篤な胎児発育不全をおこす先天性ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)感染症を予防するため思春期のHCMV ワクチン接種の実施が望まれ、米国では既に臨床治験が開始されている。しかし、HCMV は白血病等の治療で行われる造血幹細胞移植等の免疫不全状態で体内に潜伏しているHCMV が再活性化して肺炎、骨髄抑制等の重篤な合併症を引き起こす。ワクチン接収した株が将来、これらの合併症を引き起こす可能性を排除するために、我々は弱毒HCMV ワクチン株を作成してきた。しかし、現時点の作成株では免疫原性も低下している可能性がある。本応募課題ではその弱毒株の作成をこれまでに蓄積されたHCMV の遺伝情報をもとに、大腸菌内でHCMV 遺伝子制御領域の特異的ターゲティングを駆使して免疫原性の低下がなく再活性化しない弱毒ワクチン株を作成する。
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