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新たな寄生離散ウェーブレットによるリアルタイム異常診断システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

章 忠  豊橋技術科学大学, 大学院工学研究科, 教授

研究期間 (年度) 2007
概要飛行機や生産ラインなどでは高信頼性の初期異常診断が要求されている.しかし,故障の初期段階での異常現象は変動的で非定常性が強く,リアルタイムでの検出と診断は極めて困難である.本技術では,次の2つの要素技術により,リアルタイムで高信頼性の初期異常診断を実現する.1)複数の変動的な異常信号を用いて複合マザーウェーブレット(複合MW)を構成する技術,2)世界初の革新的な寄生的離散ウェーブレット変換(P-DWT)技術である.前者は,従来不可能であった,複数個の変動的な異常信号特性の検出に対して,異常信号の平均的な特性を有する複合MW が構成する技術である.後者は,前者で構成された複合MWを元にして最適化手法によりそれと同様な周波数特性を有するフィルタ(寄生フィルタ)を設計し,P-DWT に適用する.これらにより,従来非常に困難であった変動的な異常現象の発生タイミングおよび強さをリアルタイムで検出,評価することができる.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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