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液相レーザーアブレーション発光分光分析におけるスペクトルの安定化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

作花 哲夫  京都大学, エネルギー理工学研究所, 准教授

研究期間 (年度) 2007
概要液相中に存在する固体を液体から取り出すことなく表面元素分析したいとの要求は多くの分野で発生する。たとえば,電解析出のモニタリング,配管内部の劣化のモニタリング,原子炉の燃料棒の分析,海底探査などが挙げられる。これらの場面でその場元素分析が可能な一般的な方法は現在ない。われわれはパルスレーザー照射により液相中の試料表面をアブレーションし,放出種が液相中に形成するプルームからの発光を分光計測する新しいその場表面元素分析の方法(レーザーアブレーションプルーム分光法,LAPS)を提案している。原理的には容易と思えるこの方法も課題は多い。現在,実用化に向けて最も重要な課題は,プルームの生成が安定せず,パルスごとに発光スペクトルの強度や形状がばらつくことである。本研究課題では,プルームと照射パラメータの関係に着目し,安定したスペクトルが得られる条件を見出すことを目的とする。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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