研究代表者 |
宮崎 亜希子 北海道立釧路水産試験場, 利用部, 研究職員
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 北海道におけるコンブの生産量は年間2万トン、230億円前後で推移し、国内生産量の約80%、生産額で約90%と圧倒的なシェアを有し、本道水産業の中でも極めて重要な位置(本道生産額の約10%)を占めている。コンブの品質は、従来、実入りの状態、異物や白粉の有無、色沢等の外観によって評価(等級付け)されてきた。しかし、ブランド化を望む生産者からは成分値での品質保証への要望が強く、本研究では、より客観的な品質評価手法の開発を目的として、近赤外分光法によるコンブのうまみ成分であるグルタミン酸やマンニトール、カリウムの測定法を確立し、これらの成分によるうまみの複合的な品質評価を行う技術を開発する。また、実用化に向け、ハンディータイプである干渉フィルタ方式の近赤外分光器の評価も行う。
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