レーザー光とインクジェットプリントを併用した難染性繊維の染色技術開発
研究代表者 |
沢野井 康成 石川県工業試験場, 繊維生活部, 研究主幹
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | ?ファッション化、ブランド化、高付加価値化等の企画提案型企業への転換が急務である国内繊維製造業において、小ロット・短納期生産に優れ、デジタル情報を利用できるインクジェットプリンターを用いる繊維インクジェットプリントは、必要不可欠な染色技術となっている。?一方、高強度・耐熱性繊維として知られているアラミド繊維は、防弾チョッキ・消防服等に使用されているが、今後幅広い展開が期待できる。しかし、一般に後加工による染色が困難とされ、高温・高圧浴中をはじめ超臨界法など種々の加工技術が提案されているが、その多くはバッチ式であり、量産性に乏しい上に水やエネルギーの大量消費に課題を残す。?本研究では、小型で低価格化が可能な半導体励起固体レーザー (DPSSL)照射による染料分子の新たな染色原理に基づき、迅速・小型で環境に優しいインクジェットプリント手法によりアラミド繊維にも対応できる新規染色技術の開発を行う。
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