マイクロ波による「電力・情報同時無線伝送技術」に関する研究
研究代表者 |
山川 宏 京都大学, 生存圏研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 本研究が対象とするのは、マイクロ波による電力と情報の同時無線伝送技術、および、そのための機器の小型化技術である。無線LAN 等、マイクロ波による情報送受信技術の研究が盛んに進められているが、これに電力送信という観点を付加することにより、多様なアプリケーションを将来的に開拓していくことを意図する。将来への応用例として、図1に示すように、災害時を想定した飛行船等の移動体に無線送電機能を付加したアドホックな携帯電話基地局システムを想定している。平成19 年度は、飛行船から地上に向けて電力および情報の同時無線伝送実験を行ない、電力・情報同時伝送技術、および、飛行船搭載の機器小型化技術に関する技術検証を行ない、その結果に基づき特許申請を行なう予定である。本課題の研究費は、主に、飛行船搭載のためのインターフェース機器、および、飛行船のレンタル費・燃料等の運用費に使用する。
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