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モレキュラーバンドエンジニアリングによる新規発光性分子ワイヤの創成

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

尾之内 久成  奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 助教

研究期間 (年度) 2007
概要共役高分子は、特徴的な有機半導体であり、その光・電子物性的な特徴から近年注目されている。本課題では、σ共役ポリシランやπ共役ポリアセチレンなどの共役高分子の末端を特徴的な遷移モーメントを有する機能性色素を用いて修飾し、得られた機能性共役分子の一次元的高分子化を検討する。得られる共役高分子は、主鎖と異なるバンドギャップを有する共役官能基を主鎖に対して直交かつ周期的に有するため、有機半導体レーザーやLED などへと応用可能な分子ワイヤ発光素子への実用が強く期待できる。近年、高性能ナノ発光素子の更なる小型化が切望されており、本課題で提案される有機色素と共役分子の化学結合を介した接合(モレキュラーバンドエンジニアリング)によって、無機半導体および超格子半導体では実現が困難であった一分子的な半導体発光素子が初めて達成できると考えられる。さらに、得られる機能性半導体高分子は製膜性や可塑性に優れるため、これまでにないフレキシブルな有機半導体レーザーやLED への実用が可能である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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