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炭素モノフィラメントを用いた高密度製織技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

白井 治彦  京都市産業技術研究所, 繊維技術センター 伝統染織技術グループ, 研究担当課長

研究期間 (年度) 2007
概要炭素繊維の単糸(直径7μm)を用いて50 本/cm 以上の織密度で製織した極薄(約15μm厚)の織物(これを‘炭素繊維マイクロファブリック’と呼ぶ)を開発し、張強度、引張強度さらに実用性能として電磁波シールド性の評価を行う。炭素繊維は、通常単糸1,000~24,000 本からなる収束糸として市場に供給され、主に航空機などの構造材料やスポーツ材料として利用されている。単糸そのものを用いた二次加工品としての検討は、これまで殆ど実施されていない。代表研究者らは、既に緻密な織物を得意とする西陣織企業と共同で手織により炭素繊維単糸を用いた織密度15 本/cm 程度の荒い平織物の具現化に成功しており、本研究では一部機械化が可能な高密度の製職技術を工夫[新規筬(おさ)及び可動筬の考案、非接触経糸開口装置の開発等]することで、50 以上200 本/cm 程度の織密度を有する超極薄で光透過性のある柔軟な炭素繊維マイクロファブリックを開発する。本研究は、地場産業である西陣織の和装品以外への新規展開にも貢献し、新分野を切拓く。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-03-29  

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