電解法によるオンサイト型めっき廃液処理装置の開発研究
企業責任者 |
信光工業株式会社
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研究期間 (年度) |
2005 – (非公開)
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概要 | 還元剤を用いて金属被膜を形成する無電解銅や無電解ニッケルなどの無電解めっきプロセスは、半導体産業、金属工業などで汎用されており、そこから排出される大量のめっき廃液には、金属イオン・還元剤・難分解性有機物が多く含まれている。そのため、めっき廃液処理は、地球環境や処理コストの観点からめっき工業における重大な課題であり、その無害化と金属の回収・リサイクルを共に実現し得る処理方法が強く望まれているのが現状である。本研究では、酸素過電圧の大きいダイヤモンド電極を陽極に配置した電解法を用いて、無電解めっき廃液中の難分解性有機物を分解処理すると共に、有価金属を分離回収し、かつ新たなスラッジを発生させない、中小めっき業にも適用可能な小型オンサイト廃液処理装置の開発を目指す。
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