大気中の浮遊粒子状有害成分の同時連続測定装置の開発研究
企業責任者 |
紀本電子工業株式会社
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研究期間 (年度) |
2005 – (非公開)
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概要 | 大気中の浮遊粒子状物質中には、自然発生源・人為発生源双方で、火山灰・砂塵、アンモニウム塩、硫酸などの酸性物質、水銀・カドミニウムなどの重金属、粒子状有機物(自動車・ディーゼル排ガス粒子、光化学二次生成粒子、農薬、ダイオキシン類、多環芳香族炭化水素)、アレルゲン(花粉成分)、ウイルスなど、極めて複雑な有害成分が含まれていることが知られている。従来、これらの有害成分は、各種の分析法によって別々に測定されていたが、その各々の測定ですら容易ではなく、健康被害のような複合的な暴露要因が絡む場合における因果関係を研究する上での大きな障害となっている。本研究では、従来の浮遊粒子状物質の測定には用いられていなかった分析方法に基づく3つの分析部を開発し、それらを組み合わせ、連続自動化することで、大気中浮遊粒子状有害成分の同時連続測定装置を開発する。
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