研究代表者 |
天野 純子 (財)野口研究所, 研究員
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研究期間 (年度) |
2005 – (非公開)
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概要 | 現行の前立腺癌診断法は、前立腺特異抗原(PSA)の量のみを測定するイムノアッセイ法が主流であるが、前立腺肥大や前立腺炎でもしばしば異常高値を示すので、癌判定が困難な場合がある。その欠点を改良するために、本研究開発者は、ピレン標識法と超高感度質量分析法を組み合わせることによって、PSAの癌特異的糖鎖構造の変化を簡便・迅速に検出することのできる、極めて信頼性の高い癌診断法を開発することを目指す。本技術は、被験者に負担の大きい生検にかわる新たな前立腺癌の体外診断法として利用でき、前立腺癌の早期発見のみならず疾患予防への発展も期待される。
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