研究代表者 |
飯田 秀博 国立循環器病センター(研究所), 部長
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研究期間 (年度) |
2005 – (非公開)
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概要 | 体内の放射性薬剤の立体分布を計測する装置として核医学診断装置の一つであるSPECT(シングルフォトン断層法)が大きなポテンシャルを持つようになってきた。SPECTはPETと比較して、設置コストが低く、検査薬剤が豊富である点が強みである一方で、「解像度が劣る(低解像度)」ことや「定量性が劣る(画像の歪み)」ことが弱点であった。本研究開発では、高解像度の小視野ピンホール検出器と解像度は劣るが大視野な検出器とを併用し、得られたデータを立体的に画像再構成することにより、空間分解能が大幅に改善され、かつ局所の分子機能画像を飛躍的に向上させた立体的SPECT撮影装置の開発を目指す。この技術確立により、既存SPECTの弱みを解消した新規SPECTの実用化を図ることで、多様な要求に柔軟に対応できる核医学検査装置の普及が期待される。
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