DNAアプタマーおよび機能性樹脂を用いる糖尿病血管合併症診断キットおよび治療薬開発ベンチャーの創出
研究代表者 |
井上 浩義 久留米大学, 助教授
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研究期間 (年度) |
2005 – (非公開)
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概要 | 糖尿病血管合併症の原因物質である血中の終末糖化産物AGEsの毒性が注目されているが、それに対する抗体産生が困難であり、未だその診断キットは開発されていない。本研究開発ではAGEsファミリーの中でも最も毒性の高いGlyceraldehyde由来AGEに特異的に結合する一本鎖DNAアプタマーとGlyceraldehyde由来AGEにのみ吸着する機能性樹脂を利用した糖尿病の血管合併症の診断キットを開発するほか、化学修飾したアプタマーを用いた糖尿病性血管合併症治療薬や機能性樹脂を利用した透析用カラムや、健康食品、化粧品を開発する事を目標にする。本技術開発により糖尿病合併症の早期治療、患者の予後の改善等に大きく貢献する事が期待できる。
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