スギ花粉アレルギーに対する経口免疫寛容剤およびアレルゲン不活化剤の開発
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2005 – (非公開)
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概要 | スギ花粉症患者が増加し、社会問題化しているが、根本的な治療法はなくアレルゲン除去療法や抗炎症剤等による対症療法が行われている。本研究開発は、スギアレルゲンCry j1を食用多糖であるガラクトマンナンを用いて天然に生じるメイラード型の多糖修飾法により得られるアレルゲン-多糖複合体にて、アレルゲンに対する免疫応答を根本的に低減化できる腸管経口免疫寛容剤を開発する事を目標とする。さらに、マスク、エアフィルター等に展着し、アレルゲン除去剤としての利用ができるスギアレルゲンの卵黄抗体を用いたアレルゲン不活化剤を開発することも次の目標とする。これらの技術は、ブタクサ、ヒノキなど他の花粉症にも応用展開が可能であり、大きな社会的効果が期待される。
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