胃潰瘍も心筋梗塞も起こさない、第四世代NSAIDsの開発
研究代表者 |
水島 徹 熊本大学, 教授
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研究期間 (年度) |
2005 – (非公開)
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概要 | 非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)の胃潰瘍性副作用や心筋梗塞を誘発する副作用が臨床現場で大きな問題となっている。本研究開発では、膜傷害作用がなく、かつシクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)に対して選択性を持たないNSAIDsが胃潰瘍も心筋梗塞も起こさない真に安全な第四世代のNSAIDsであるということを検証し、続いてこのコンセプトに基づいた新しいNSAIDs誘導体を合成・評価し、安全性試験、体内動態解析を経て臨床開発へ繋げていく事を目標とする。この薬剤開発により、抗炎症薬、鎮痛薬、解熱薬などとして広く使用され、その治療効果の向上に貢献する事が期待される。
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