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近赤外分光法を用いた生ごみ堆肥の熟度判定

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

藤原 孝之  三重県科学技術振興センター, 工業研究部 医薬品・食品研究課, 主幹研究員

研究期間 (年度) 2007
概要有機性廃棄物である生ごみのリサイクルが推進されるなか、家庭用、業務用ともに様々な生ごみの堆肥化装置が製造されてきたが、近年売り上げは鈍化している。その理由のひとつは、生ごみ堆肥は品質のばらつきが大きく、堆肥化が不十分で作物の生育に悪影響を及ぼすものもあることである。そこで、作物の生育障害を回避するためには、堆肥化により生ごみに含まれる脂質を減少させることが重要であるとともに、簡易・迅速で非破壊評価が可能な近赤外分光法により、生ごみ堆肥の脂質が測定可能であることを明らかにしてきた。本研究においては、実際に現場で製造された生ごみ堆肥を用いて、現地での栽培試験により、脂質含量に基づく堆肥の品質評価基準を設定し、一方で近赤外分光法により実用的な測定精度を得るための使用波長の選択、データ解析法などを検討する。加えて、水分および窒素含量も同時に測定し、ハンドリング性や肥料効果も同時に評価できる技術とする。これにより、生ごみ堆肥の品質評価を現場で簡便に行えるシステムを構築する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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