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低反応性熔融ルツボを用いたMg-Ag-Y水素吸蔵合金の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

門野 純一郎  京都市産業技術研究所, 製品技術グループ金属化学, 主席研究員

研究期間 (年度) 2007
概要これまでに当センターで独自開発した低反応性熔融ルツボを有する高周波溶解法を用いて,新しい水素吸蔵合金であるMg-Ag-Y系合金の熔製を実現させ、その水素吸蔵放出特性について評価する。従来、低沸点金属であるMg と極めて高活性金属であるY を合金化することは,アーク溶解炉では低沸点金属の蒸発が激しいため,真空高周波溶解炉ではルツボとの反応が激しいため適切な熔製方法が見当たらず困難であった。また,Mg-Ag-Y 系に的を絞ったのは京都大学と共同開発した電子の状態に着目した独自の水素吸蔵合金設計手法によるものである。今回開発される水素吸蔵合金は、現在実用化されているLaNi5 合金と比較して、1)単位重量当りの水素吸蔵量が大きい、2)吸蔵放出の繰返しに伴う耐微粉化能の向上という特長が見込める。本研究をもとに今後発展させていくことにより,低沸点金属―高活性金属難熔製合金系水素吸蔵合金という未踏領域の開発が可能となる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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