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岡ノ谷情動情報プロジェクト

研究課題

戦略的な研究開発の推進 戦略的創造研究推進事業 ERATO

研究代表者

岡ノ谷 一夫  独立行政法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, チームリーダー

研究期間 (年度) 2008 – 2013
概要情動情報とは、喜び、悲しみ、驚き、怒りといった心の状態を他者に伝達する表情や音声、体の動きの情報のことです。私たちは、情動情報が言語と同様にある種の規則性(情動文法)をもって伝達されるものであると捉え、その進化過程・発達過程の生物学的な解析を基礎として、情動情報の計算科学的な符号化モデルを構築することを目指します。そのために、言語を獲得する前後の乳幼児、成人、および鳴き声でコミュニケーションする鳥やネズミなどの動物を研究対象とします。本研究領域は、情動情報の生物学的基盤を解明し、符号化技術の創出を試みるものであり、従来の情報処理技術に欠けていた付加情報を扱うための新たな可能性を示し、それによってコミュニケーション効率を飛躍的に増大させることが期待されます。たとえば、情動情報を付加できる新しいタイプのインターネットブラウザーの実現や、人の気持ちを理解し親密なコミュニケーションを行えるロボットの開発といった新たなハードウェアあるいはソフトウェアの実現に繋がっていくことが見込まれます。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日 : 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日 : 2018-03-20  

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