高効率で安全な組換えウイルス増殖用カイコ細胞Bme21の無血清培養技術の開発
研究代表者 |
李 在萬 九州大学, 大学院農学研究院, 助手
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | 近年、タンパク質製剤等の生産手段として、BmNPV-カイコ個体系が注目されており、実用化が進んでいる。タンパク質生産のためにカイコに接種する組換えウイルスは、培養細胞で増殖されるが、既存の細胞では増殖効率が低い。そこで、BmNPV増殖に好適なカイコ培養細胞Bme21を開発した。一方、多くの昆虫培養細胞は、その培養に牛胎児血清を要求し、カイコ個体への血清成分の混入は少ないものの、製品の安全性には疑問が残る。そこで、本課題では、Bme21細胞を基に、高効率で安全な組換えウイルス増殖用カイコ細胞の開発を目指す。
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