研究代表者 |
中川 克彦 新居浜工業高等専門学校, 生物応用化学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | 本研究は、鼓膜穿孔の組織再生を誘導する人工鼓膜を開発し、臨床応用することを目的とする。人工鼓膜は生体分解性高分子中に栄養因子等を含むナノファイバー・マットシートを電界紡糸法で作製し、移植後には鼓膜穿孔の組織再生に良好な環境が提供可能となる。患者自身の皮膚などを用いる場合は手術後、4ヶ月に一度、医者による脱皮した皮膚を除去する必要があるが、本人工鼓膜を用いると、皮膚除去などが不要となり、患者の負担が軽減される。
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