高い柔軟性・吸収性と強度を併せ持つガラス強化マーセルパルプシートの開発
研究代表者 |
遠藤 恭範 高知県立紙産業技術センター, 不織布・加工課, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | 紙の原料であるパルプを水酸化ナトリウムで改質(マーセル化)することで、紙の基本性能である柔軟性、吸水性、保水性が向上するが、強度(耐久性)が低下するために製品化は困難で、この問題は紙産業界における大きな課題である。そこで本研究ではパルプのマーセル化とガラス生成による補強を安価な処理で同時に行うことで、高い柔軟性や吸水性、保水性を持ちながら必要十分な強度を併せ持つ高品質な紙シートを作成できる新たな抄紙法を開発する。
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