形質転換による角膜上皮細胞の開発と角膜移植への臨床応用
研究代表者 |
白石 敦 愛媛大学, 大学院医学研究科視機能外科学, 講師
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | ES 細胞、iPS 細胞を用いた再生医療研究の発展は目覚しいが、奇形腫、癌化など臨床応用には多くのハードルが残っている。眼科領域でも培養角膜上皮移植が開発・臨床応用されているが、拒絶反応や、ドナー不足などの問題点は解決されていない。本研究ではヒト由来細胞・成分のみを用いて人工角膜を作製し、遺伝子操作無しに、自己の皮膚上皮幹細胞(side population(SP)細胞)を角膜上皮細胞に形質転換し、角膜上皮移植に応用する方法である。本方法では、癌化、拒絶反応などの可能性は極めて低く、また倫理的にも問題点はなく、早期の臨床応用が可能性である。
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