血中ADMAを標的とした心血管疾患治療のための抗体療法の開発
研究代表者 |
木本 眞順美 岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | 心血管疾患の新しいリスクファクターとして、NO産生阻害活性を示すasymmetric dimethylarginine (ADMA)が同定されている。申請者らによるADMA代謝系の系統的な研究成果から、本疾患の治療法のターゲットとして、血中ADMA濃度を直接的に低下させる方法の有効性が示されている。本研究課題は、抗体工学(キメラ抗体作製、ファージデイスプレイ法など)を駆使して作製したADMA認識ヒト型モノクローナル抗体を血中ADMA制御薬とする。このように治療効果が高く副作用の少ない新規かつ実用的な心血管疾患治療法の開発を目指すものである。
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